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執筆者の写真新聞委員会 亜細亜大学

 「車の納車遅れ」 


 こんにちは。最近卒論と戦っている、新聞委員会・久々江です。皆さん、最近はどうお過ごしですか。特に4年生の皆さんは来年就職される方が多いと思いますが、その中で地方配属、あるいは地元の企業に就職する方もいらっしゃると思います。地方では公共交通機関が都会より発達しておらず、中にはないところもあります。





 そうなると移動が不便なため、どうしても車が必要になります。ちなみに筆者の地元では一家に一台、場合によっては一人一台が当たり前となっています。就活の際も、地元の企業の面接を受けた際、自動車免許を所持しているか、よく聞かれました。

 この記事を読んでいる皆さんの中にも、これから車の購入を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


現状は・・・

 しかし、現在、新車の納車遅れが問題となっています。原因としては、車の生産拠点となっている東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウンや、深刻な半導体不足の影響で、トヨタ自動車や本田技研工業などをはじめとする自動車各社が減産に追い込まれたことが挙げられます。さらに、供給が落ち込んでいるにもかかわらず、需要が増えたこと(リベンジ消費など)も一因にあるようです。


 中でも大きな影響を受けたのが新車の販売店です。全軽自協によると、10月の国内新車販売台数は1968年の統計開始以降、最も低い数字(27万9341台、前年同月比31.3%減)となったそうです。車種の中にも納車まで1年以上かかるものもあるそうです。ちなみに筆者の契約した車種は納車まで半年以上(契約時現在)かかると言われ、契約した販売店によると、今年3~4月あたりに注文した車が今ようやく納車されているそうです。また、納車遅れにより、新車から中古車へと購入が流れる動きも見えており、中古車の価格も高騰しているといいます。これらにより、新車の販売店では落胆が広がっているようです。


サプライチューンに関する問題

 新型コロナウイルスにより、サプライチェーンに関する問題点が少し見えたのではないでしょうか。私は日本経済がサプライチェーンに頼ってしまっている面があると感じています。新型コロナウイルスが流行した当初も、日本ではマスク不足が問題となり、その際も中国でのマスク生産に頼っていた面が問題となりました。国内生産を行う上では、どうしても自然災害や人件費の課題はありますが、海外での生産だけに頼るだけではなく、国内生産の活性化に向けて、政府も補助金を出すなど、官民一体となって、「Made in Japan」の伝統や技術、そして人材を守っていってほしいと思います。


筆・副委員長 久々江(都4)


参考サイトなど

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